防音工事でピアノを思いっきり弾く

防音工事を行なって、ピアノの練習を気兼ねなくしたり、友人と楽器の演奏をしたりといったことを楽しみたいという方はたくさんいらっしゃいます。郊外の一軒家ならともかく、街中で生活していれば、楽器を気兼ねなく演奏することは、防音工事をしないと難しいでしょう。ましてやマンション居住の方なら、通常から騒音には気をつけておられることと思います。しかし、マンションだからといって、楽器演奏を諦める必要はありません。

防音工事では空気音と固体音の両方を遮断しなければなりません。マンションの場合には、特にその配慮が必要です。浮き床、二重サッシ、二重扉のほか、壁や天井にも工夫が必要な場合もあります。マンションの場合、角部屋のほうが、他の部屋に接している部分が少ないため、防音工事はしやすいとはいえるでしょう。もちろん上下左右すべてを部屋に囲まれているお宅でも、防音工事によって、楽器演奏が可能なレベルまで遮音、防音することは可能です。

防音工事を行なうとどうしても部屋は狭くなります。これは既存の壁や天井に遮音材や吸音材を貼り付けなければならないからです。基本的に6畳間程度なら5畳程度の広さになるといえるでしょう。二重サッシや二重扉をつけることにもなります。防音工事を行なう場合、防音資材の重さも念頭に置いておかなければなりません。普通家屋の2階に防音工事を施す場合や、マンションにおいても耐震や耐過重については専門家にきちんと判断してもらいましょう。

防音工事で楽器の演奏にも耐えられるものにしようと思うと、その資材の重量は5畳程度の広さでも1トン前後になります。マンションによっては、防音工事について管理組合に許可を得る必要がある場合もありますから注意しましょう。またどの程度の防音工事を行なうかも重要です。一般にピアノの音量は、上手な人ほど大きくなりますが、プロならだいたい100デシベル、一般には90デシベル程度といわれています。かなり大きな音ですので、夜10時以降は演奏しないといった制約をつけることで工事コストを下げることも可能になります。

防音工事によってピアノの音を防音する場合、ピアノは楽器の中でも比較的高音域をよく使う楽器であるため、高音域が逃げやすい隙間をなくす細かい防音工事が必要になります。低音域の部分は、固体音も伝わらないように注意を払う必要があります。もともと重たいピアノが部屋にある上に、防音工事の資材の重さも加わりますから、耐震や耐過重についてはくれぐれも注意しましょう。専門事業者に頼めば大丈夫です。